『刺繍と暮らしの研究所』OPEN記念イベントのご報告その2
2019年6月1日(土)&2日(日)に開催しました、
イトバナシの奈良県五條市オフィス
『刺繍と暮らしの研究所』の
OPEN記念イベント。
「せっかくやるなら、いろんな方にお越しいただきたい!」
ということで、
『itobanashiらしい "顔の見えるイベント"』
をモットーに、企画を練って参りました✨
今日は itobanashi を日ごろから応援して下さっている
お客様向けに開催したOPEN記念イベント2日目のご紹介です。
内容盛りだくさんの2日目。
まず午前中に参加してくださったのは…
左から
NPO法人大和社中理事の中さん
itobanashi お客様の
まおちゃん
じゅんこさん
ゆきこさん
まきこさん
辻角さんご夫婦
新町通りに週末だけ住む松本さん
コミュニティナースの升田さん
伊達の中高時代の同級生の稲葉君
(前列)
伊達
顧問の小安さん
といった多様なメンバー。
そんな皆さんに最初にお配りしたのがこちら!
じゃじゃーん、
『旅のしおり』
です。
表紙は、
伊達の手書きを杉川スキャンの合作です。
こちらも左から
中さん
伊達
篠田るみさん(itobanashiモデル)
小安さん
杉川
のイメージで書いたのですが、
小安さんとるみさんの出来がひどいですね…。(笑)
そして実は伊達、
旅行に行くと、その土地のローカルなパンフレットや
特に記念スタンプが大好きなんですが、
伊達家の年賀状はいつも、
父特製いもばん(サツマイモを彫ったはんこ)なんです。
それをイベント3日前に思い出して、
「お父さん、itobanashiのいもばんつくってほしいな」
と無茶ぶりさせてもらって完成したのが
写真右側のかわいい消しゴムはんこ!
(五条市内中のスーパーを探しても
さつまいもが見つからず消しゴムに変更。)
伊達父(会社員)の才能を感じます…。
そしてこの『旅のしおり』を片手に
まずは新町通りツアースタート!
ツアーの案内人はこの方、
中さん。(NPO法人大和社中理事)
五條市新町の頼れる案内人です。
みなさんで新町通りの成り立ちや歴史を
歩きながらたっぷり学べる時間となりました。
そして新町ツアーの後は、
みなさんお楽しみのランチ!
なんとミシュラン一つ星をとられた
『五條源兵衛』さんにて
奈良県産野菜を50種類以上使った
フルコースを頂きました♪
(トッピングに使われている葉っぱ(名前を忘れてしまいました…)やお花までおいしく頂けてしまうお料理たち。)
「イトバナシが花が咲くように育つ企業になってほしい」
という想いを込めてくださり、
お料理にはお花のトッピングがふんだんにされていました。
そんな素敵な想いをのせて料理をしてくださる
源兵衛料理長が、こちらの中谷さん。
一品ずつ丁寧に使っている素材やコンセプトを
エンターテインメントのようにお話下さり、
お客様は終始笑顔になれる
とっても楽しいランチ会となりました❁
お腹も心も満たされたあとは、
トークイベントを開催させて頂きました。
トークは
第一部:イトバナシの裏ばなし
第二部:エシカルとローカルとアカデミックなはなし
の二部構成。
(第一部登壇者。おなじみの杉川、伊達が小安さんからつっこんだ質問を受けます。)
第一部では、
新たに顧問に就任して下さった小安美和さんから
伊達&杉川に普段はあんまり聞けない
突っ込んだ質問を、と思っていたのですが、
話が盛り上がり、いつのまにか
「公開!経営会議」となり、
フロアのみなさまからも様々なご意見が。
小安さんからの
1. どうして伊達文香のような人間が生まれるのか?
2. イトバナシのどこに魅力を感じるのか?
3. イトバナシは10年後、どんな未来を描いているのか?
という問いに、
以下のような声が返ってきました。
1. 伊達母:小さいとき文香は順番抜かされるぐらいずっとぼーっとしてる子でしたよ!(みなさま信じられない顔でした…(笑))
2. 土野さん:イトバナシに関わるようになって、刺繍に触れることで心地良いなと感じる時間が生活の中に増えました。
3. 杉川:刺繍という一見、非効率な営みの中に失ってはいけない価値がある。イトバナシを通して集まるひとびとのコミュニティをつくりたい。
伊達:刺繍は、針と糸と布さえあれば、誰でも、どこでもできるてしごと。刺すひとの祈りであり、思想であることに魅力を感じます。
イトバナシはそうした刺繍を通して、少しでもその人にとって「心地よい」時間を増やしていきたい。
イトバナシに関わるひとが自ら選択し、一歩踏み出せるような社会をつくっていきたい。
とっても嬉しいことに、
第一部終了時に感動の涙を流してくれるお客様がいらっしゃり、
” あぁ自分たちの目指す未来は間違っていないんだ ”
と強く実感する経験となりました。
そして、第二部はこのお三方。
(左から、GOJOチャレンジ専務の木村くん、エシカル男子の稲葉さん、杉川)
エシカル×ローカル×アカデミック
というそれぞれの専門分野をまとめようとした結果、
まとまらなかったパート(笑)でしたが、
稲葉さん「これからの服づくりは、ローカル、アカデミズム、オーダーメイド」
木村くん「ここまで地域の人々が活発な地域はほかになく、移住することを決めた」
といったお話を聞いた時、
イトバナシの五條での活動の未来も明るいと感じました。
そして、トークイベントのお次は、
今回のイベントにあわせて東京から駆けつけてくださった
itobanashiモデル・篠田るみさんによる、
ヨーガ体験の時間でした。
(お母様がインド人で、アーユルヴェーダとヨーガを本場インドで学ばれたるみさん。美しいです…。)
築100年以上の町家の中とは思えない美しい空間で、
みなさんしっかり汗を流していただきました。
午後のイベントにご参加くださったみなさまとパシャリ。
本当に東京・横浜・広島・大阪…と
全国から『刺繍と暮らしの研究所』OPEN記念イベントにあわせて
みなさんがかけつけてくださったこと、
本当に心が震える経験で、ずっと忘れないと思います。
ネットやAIが進む社会の中で、
「世界の刺繍を日常で着られる衣服にアレンジするブランド」でありたい
itobanashi ができることはなんなのかーー。
皆様と時間を共に過ごし、
「刺繍のある暮らし」を研究したい
それはつまり
「心地よい時間の流れる暮らし」を
自分たちも含め、
もっともっと増やし、育てていきたいのだと感じることが出来ました。
皆様と過ごしたこの2日間の経験が、
イトバナシの明日からの糧になっています。
イベントにご参加くださった皆様、
本当にありがとうございました。
そしてこのブログを読んでくださっている皆様にとっても
何かイトバナシから明日の糧になるものがありますよう、
小さな灯を感じて頂ければと、
研究所の小さなテーブルから願っております。
2019.06
itobanashi
伊達文香