Poh インタビュー① 千海博美さん

コロナ禍になり、こうしないといけないとか、これしちゃちゃダメ、みたいな状況が増えていき、閉塞感がある中で、「手仕事」と「アート」という、普段なら切り離されて語られることが多い2つのキーワードから、共通の明るく強いメッセージを感じることが増えました。

今回、イトバナシから生まれたブランド「Poh」にて、素晴らしい3人のイラストレーターさんとのものづくりを発表します。

その橋渡しをしていただいた、ondo STAY&EXHIBITIONにて、Pohの展示販売会を行うことになりました。

それに先駆けて、アーティストさんのインタビューを行いましたので、ぜひ、ご覧ください。

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インタビュー #1(聞き手:イトバナシ 伊達文香)

千海博美 -Hiromi Chikai-

 

イラストレーター。宮城県生まれ。

桑沢デザイン研究所卒業。版木へ着色して彫る手法で作品を製作。

雑誌、書籍、広告等でイラストレーションを手掛ける。

URL_https://www.chikaihiromi.com twitter_@romiticca

 

-簡単な自己紹介と普段の作風を教えていただけますか

書籍や広告を中心に、イラストレーターを描いています。

元々は版画をやっていて、リトグラフやエッジングを工房に通って作っていました。その中で木版をやっていたときに、木版の「版」の方を飾っている展示を見たのですが、それがすごく格好良くて、私もやってみたいという気持ちになって本格的に始めました。

しばらくして、そこに色をつけたいなぁ、と思ったときに、アクリルガッシュという速乾性がよく発色が良く木版とも相性の良い絵具を使い始めて、今の作風になっていきました。

 

-千海さんの作品は、直接彫るので一発勝負でドキドキするなあと感じています

そうですね。どうしても、やり直しがきかないので。

ただ、一応、下書き的なものは作るんですが、そのままなぞるだけだと、線の勢いがなくなってしまうので、結局、いつも無視して彫っちゃいます(笑)

 

-今回、ご相談させてもらった、インドの手仕事とのコラボレーションの話を聞いたときにどう思いましたか?

自分の絵を布にしたいとはずっと思っていました。これまでも、例えば、データ化した作品をデジタルプリントすることはあったのですが、全て手仕事で一枚布を作ってもらうというお話だったので、とても嬉しかったです。

 

-今回の作品はどんな意図で作成いただいたんでしょうか?

植物と動物が登場するお話の中のシーン、というのを思い浮かべて制作しました。

-なるほど、インドの作品は同じモチーフでも強い印象を与えることが多いのですが、千海さんの今回の作品には優しさを感じたのは、そのためですね。

今回、インドのものづくりのプロセスを写真で共有させていただいてましたが、どんな風に見られてましたか?

実際に版が彫られている写真や動画を見せてもらって、すごく遠いところで自分の絵が形になっていってる風景を見られて、感動でした。

-最初に作品を見せていただいたときに、とても細かな画風だったので、インドでどこまで再現できるかと思ってたんですが、職人もノリノリで作ってました(笑)

 

-今日、マスクに落とし込んだ実物をやっとお渡しできたんですが、仕上がりはいかがでしたか?

インド綿の質感も気持ち良くて、生地の生成りの雰囲気に、原画のイメージも合っていますね。そこに刺繍が入った仕上がりを見て、嬉しくなりました。

物語をイメージしてデザインしたとお話ししたんですが、鳥や猿の1体1体が、ちょっとずつ違っていて個性が面白いし、ファブリック全体では連なった森のようにも見えるなあ、と。


-今回は第一弾でマスクを作成しましたんですが、他にどんなものがあったらいいですかね?

のれんやカーテンとか、大きく使うのも良いなあ、と思います。

クッションカバーとかも、肌触りがいいので良さそうですね。

ハンカチなどの小物もあったら嬉しいです。

 

-今後またインドとのものづくりをするなら、どんなデザインを想像しますか?

今日、伊達さんが履かれているスカート(動物の群れのような柄)がとても素敵だなあと思ってたんですが、そういう風な、もっと大きいモチーフを使ったものも作ってみたいなあと思ってます。

こんな時期じゃなかったらインドにも行ってみたかったかったです。

 

-ぜひ、落ち着いたら、一緒に行きましょう(笑) 

最後に、ここ最近で千海さんの作品に触れられる場所があれば教えてください。

今年5月のondoさんの展示でもご一緒した花屋さんの友人と、秋に個展の開催を予定しています。

色目も秋らしい雰囲気になるかと思います。

 

-本日はありがとうございました。

 

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Poh 展示販売会

インドの手仕事×日本の3人のイラストレーター

https://www.facebook.com/events/209992604283683 

いつも何気なく使っている日用品から日常に心おどる瞬間が増えたらいいな

「Poh(ポウ)」は、アートの美しさとクラフトのあたたかさで、くらしを遊ぶ、心おどる日用品をお届けします。

今回、ブランドの立ち上げに合わせ、ondoさんとのコラボレーションすることで、アートの中でも、生活の中に溶け込んでいる日本のイラストレーター3人と一緒に、インドの手仕事でのものづくりを発表します。

 

日時:

6/17 木 - 20 日 12-19時(最終日は-17時)

※6/17木はmedia only

※6/18-20 深川ヒトトナリ開催

 

場所:

場所:ondo STAY&EXHIBITION https://ondo-info.net/gallery_tokyo/

〒135-0024 東京都江東区清澄2-6-12 TEL:03-6240-3673 FAX:03-6240-3674

東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」A3番出口から徒歩約5分

<注>駐車場・駐輪場のご用意はありません。(1階の駐車場は利用不可)

お車でお越しの際はお近くのコインパーキングなどのご利用をお願いします。