イトバナシのゼロウェイストプロジェクト
2021年の夏。
私たちイトバナシは
服づくりで出たハギレをゼロにするチャレンジを行います!
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// なぜハギレをゼロにしたい? //
itobanashiではインドの刺繍を使った服づくりを行なっています。
その土地に残る刺繍に紐づく文化や伝統を大事にしたいという思うから
刺繍生地もその土地にあるものをなるべくそのまま使っています。
(カンタ刺繍の職人のみなさんと。左から3番目:イトバナシ代表・伊達)
刺繍や布が無駄にならないように服のデザインや裁断を工夫していますが
それでもハギレが出てしまいます。
ハギレと言っても、そこにある刺繍は全て
インドの職人がひとつひとつ丁寧に時間をかけて想いを込めてさしたものです。
(ソズニ刺繍の様子。5年ほどかかる作品もあります。)
服になった刺繍も服になっていない刺繍も、同じです。
ほんの少しも無駄にしたくないと思い
ハギレをハギレセットやくるみボタンとしてお客様に届けてきました。
そして新型コロナウイルス感染拡大が始まった2020年には
新しいチャレンジとして
ハギレを活用したマスクの製造をスタートし
これまでたくさんの方にご愛用いただいております。
それでも、服づくりで出るハギレをゼロにすることはできません。
それくらい、服づくりではハギレが出てしまいます。
どんどん溜まっていくハギレ。
どうにかできないかとずっと考えていました。
// 出会い //
そんな中、コロナ禍だからこその出会いがありました。
イトバナシが参加していたオンラインイベントで出会った某大手コンサル会社の若手社員さんたちです。
オンラインイベントで興味を持ってくださったみなさん (以下、メンバーと呼びます) は、その後もイトバナシと関係を持ってくださり、何かお手伝いをしたいとおっしゃってくださいました。
そして話を続けていく中で、この「ハギレをゼロにしたい」という想いに共感してくださり、このゼロウェイストプロジェクトを立ち上げることになりました。
ほぼ毎週のように、多いときには週に2−3回のオンラインミーティングを続け、プロジェクトが形になってきました。
(メンバーとのオンラインミーティングの様子。まだ実際にはお会いできていません)
// どうやってゼロにする? //
ハギレをなくそうと思ったとき、なかなかいいアイディアが出ませんでした。
ハギレは色も形も刺繍の柄も、全部違う。
減らすって考えるのはちょっとネガティブな雰囲気もあって
今の服づくりやインドの職人さんとの関係を変えないといけなかったりと
なかなか前に進みませんでした。
でも、メンバーとミーティングを続けるなかで、
「あっそうか。ハギレを悪者にしてたからいいアイディアが出てこなかったんだ
"ハギレを減らす"じゃなくて、ハギレをひとつの材料ととらえて "使えばいい" んだ!」
と、アイディアの転換が起きました。
ハギレに向き合って、ハギレを材料として見たら
いろんなアイディアが出るようになりました。
私たちは服づりブランド。
もちろんできることできないことはあるけれど
ハギレだからこその商品を作ってみなさんにお届けしようと考えました。
2021年夏。
ハギレを使った新商品をお届けして、今手元にあるハギレをゼロにします。
// 服づくりのゼロウェイストを目指して //
プロジェクトを考える中で色々なブランドさんや個人さんに相談をさせていただくと
「ハギレどうしようって気持ち、めっちゃわかる」
「うちのブランドもハギレ山ほど出てどうしようかと思ってる」
などなど、みなさんも同じ状況、同じ悩みがあるということがわかってきました。
だったら、自分たちのハギレだけじゃなくて、他のブランドさんなどのハギレも減らせるようなプロジェクトにして、ホントに、服作りからハギレをなくして、ゼロウェイストに繋がるような活動にしようと、考えました。
そうやってお声かけして、現在、2つのテキスタイルブランドさんから、ハギレを譲っていただく話が進んでいます。
まずは自分たちのハギレをゼロにすること。
そしてその活動をきっかけに、他のブランドさんや個人さんも参加できるプラットフォームにしていくこと。
イトバナシが目指すゼロウェイストの形です。
// クラウドファンディングにチャレンジします! //
そんなイトバナシのゼロウェイストプロジェクト。
まずはクラウドファンディングで活動をスタートしたいと準備を進めています。
もちろん、イトバナシが開発するハギレの商品をみなさんにお届けするということもありますが
それよりも、私たちの想いに賛同いただけるみなさんと一緒にプロジェクトを進めたくて
クラウドファンディングの実施を決めました。
クラウドファンディングは5月中旬ごろのスタートを予定しています。
ぜひぜひ、一緒にゼロウェイストの実現を目指すプラットフォームづくりに参加いただけたらと思います。
最新情報はLINEグループで配信していますので、ぜひ、ご登録ください!
// プロジェクトへの関わり方 //
このプロジェクトをSNSで公開してから、本当に多くのみなさんから賛同のお声をいたたいております。
賛同のお声と同時に、一緒に活動したいという言葉もいただくことが多く、とても嬉しく思っております。
私たちも手探りで試行錯誤しながらプロジェクトを進めておりますが、今時点での関わり方を、例として、いくつかご紹介させていただきます。
① 最新情報をキャッチして拡散する!
これは、本当に嬉しいんです。
今、情報過多の世の中で、みなさんに情報をお届けするのが本当に難しくなっています。
賛同いただけるみなさんは、よく使うSNSでのシェアやお友達への紹介などで、このプロジェクトのことを広げていただけると助かります。
Facebook / Instagram / Twitter / YouTube
最新情報はLINEグループでお届けしていますので、まだ未登録の方はこの機会にぜひ!
② 縫製師として参画する!
イトバナシでは商品の開発や製作を一緒に進める縫製師さんを募集しています。
コロナ禍ということもあり内職として関わってくださる方が多いですが、それ以外の働き方もご相談ください。
場所は広島が優先となりますが、それ以外の地域でもご相談させていただければと思います。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
(縫製師さんとの試作づくりの様子)
③ コラボレーターとして一緒にハギレ商品をつくる!
現時点ではオリジナルのテキスタイルを持っておられるブランドさんに限らせていただいておりますが、行き先に困っているハギレを提供くださるコラボレーターさんを募っております。
ハギレの使い方や条件などは、個別にご説明させていただきます。
少しでもご興味ございましたらお問い合わせフォームより気軽にご連絡をください。
④ アイディアや情報、応援メッセージを送る!
とにもかくにも、このプロジェクトを成功させて本当に服づくりからハギレをなくそうと思ったら
何よりも賛同してくださる仲間 (みなさん) が大切になります。
何ができるかわからないけどとにかく興味がある、賛同する、とう方は、SNSのメッセージやメール、お問い合わせフォームなど、どこからでもいいのでご連絡をください。
・ハギレのこんな使い方はどうか?こんな商品はどうか?
・私はハギレをこんな感じで活用してるよ!
・ここのブランドはこんな活動をしてるよ!
・とにかく応援してる!
などなど、どんな内容でもウェルカムです。
(お客様が作ってくださったハギレの活用アイディア作品)
// 最後に //
長い文章を最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
イトバナシとしても初めてのチャレンジでわからないことだらけですが
みなさんと一緒に、トライアンドエラーを繰り返しながら、服づくりのゼロウェイストが当たり前になる社会を目指せたらと思います。
少しでも興味がございましたら、どうぞお気軽に、ご連絡をください。
それが私たちイトバナシの、そしてこのプロジェクトの、力になります。
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